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ats対応

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ats対応 [2016/02/02 13:51] (現在)
tanimoto 作成
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 +■ATSとは
 +  iOS9.0から導入されたもので、NSURLConnection,​ CFURL, NSURLSession を利用してサーバに接続する際に、
 +  セキュアな接続でないとつながらなくなる仕組み。
  
 +■セキュアな接続であるためには
 +  ・サーバは TLS 1.2 をサポートしていなければならない
 +     #​場合によってはapacheとPHPのアップデートが必要
 +  ・利用できる暗号(Cipher Suite)は、appleドキュメント記載ものに限られる
 +  ・利用されるサーバ証明書は SHA256 以上のハッシュアルゴリズムによって署名されており、
 +    2048ビット以上の RSA 鍵、もしくは 256ビット以上の ECC 鍵が使われている必要がある
 +     #​SHA2で対応
 +  ・検証できない証明書はエラーとなり接続ができない
 +     #​自己署名(オレオレ)証明書はNG
 +     
 +■その他
 +  iOSデバイスも利用範囲に含まれている管理画面などを構築する場合、自己署名証明書を使ったSSL接続だと接続できない。
 +   #​ATSを全て切るとリジェクト対象になるのか、chromeやfirefoxでも接続できない
 +  対策としては認証局発行の証明書を使うか、独自でATSを切ったwebviewアプリを作るしかない。
 +   #​アプリは公開できない(リジェクト対象)のため、deploygateなどで配布する必要がある。
 + 
 +
 +■参考URL\\
 + ​http://​kanny.hateblo.jp/​entry/​2015/​09/​08/​001903
 + ​https://​developer.apple.com/​library/​prerelease/​mac/​documentation/​General/​Reference/​InfoPlistKeyReference/​Articles/​CocoaKeys.html
 +(Requirements for Connecting Using ATSの項目)
ats対応.txt · 最終更新: 2016/02/02 13:51 by tanimoto